気合の入ったポスターも変態的!
どうもです。
今回は「トラウマ 鮮血の叫び」について話していきましょう。
今回は「トラウマ 鮮血の叫び」について話していきましょう。
この映画はダリオ・アルジェント監督の1992年の作品だ。
筆者はこの作品、中古屋で見かけてアルジェント作品ではあんまり聞かないタイトルだなと思って手に取り、パッケージ裏の宣伝文句に惹かれて買って観てみたようだ。
筆者はこの作品、中古屋で見かけてアルジェント作品ではあんまり聞かないタイトルだなと思って手に取り、パッケージ裏の宣伝文句に惹かれて買って観てみたようだ。
“美少女虐めホラーの巨匠ダリオ・アルジェントが遂に娘に手を出した問題作”ってイリーガルな臭いがプンプンするすごい危ない宣伝文句ですよね(笑)
作品作った監督も、それにこんな宣伝文句付けたスタッフもすごく変態だと思います。
作品作った監督も、それにこんな宣伝文句付けたスタッフもすごく変態だと思います。
それを手に取って買っちゃった筆者もな・・・!
ではそんな変態の話は置いといて変態な作品の内容の話に移ろう。
ストーリーはこんなカンジ。
ではそんな変態の話は置いといて変態な作品の内容の話に移ろう。
ストーリーはこんなカンジ。
母が開いた降霊会で、悪霊によって両親の首が切断され、惨殺されるのを目の当たりにした拒食症の少女オーラ。恐怖におびえる彼女は、かつて自殺を図った所を救ってくれたデヴィッドに救いを求めるが……。
allcinemaより引用
ある日橋で自殺未遂の少女オーラを救ったデヴィッド。オーラは保護され家に帰されるが、オカルト一家の彼女の家で降霊会中に両親が首チョンパの惨劇が発生!オーラは再びデヴィッドに助けを求めるが・・・という話です。
何というかストーリーから色々荒ぶってる作品ですね(笑)
何というかストーリーから色々荒ぶってる作品ですね(笑)
作品のジャンルとしてはジャッロ系なんだけど降霊会とか背景設定のところがやたらオカルト入ってたり、全体通して何とも言えないうさん臭さと怪しさがあるのがさすがアルジェント印ってカンジがするな。
また連続殺人の犯人がぶっ飛んでて犯人捜しは完全におまけになってるところもいつも通りだぜ(笑)
また連続殺人の犯人がぶっ飛んでて犯人捜しは完全におまけになってるところもいつも通りだぜ(笑)
今回のいじめ被害者
今回のいじめ加害者
次に登場人物についてですが、主役のオーラ役兼今作品の美少女虐めの被害者となるアーシア・アルジェントはさすが主演を張るだけあって一筋縄ではいかなそうな美少女感がありますね。
顔からしてホラーな父親の子とは思えぬ美しさです(笑)
顔からしてホラーな父親の子とは思えぬ美しさです(笑)
そんな年頃の自分の娘を作品の中で上半裸にしたり、虐めたりするんだからとんでもない父親だよ・・・!(笑)
他の登場人物については、パイパー・ローリーがオカルトに傾倒する主人公のオーラのヤバい母親役を熱演してて強烈なインパクトがあったな。
他の登場人物については、パイパー・ローリーがオカルトに傾倒する主人公のオーラのヤバい母親役を熱演してて強烈なインパクトがあったな。
パイパー・ローリーは役柄的にちょっと「キャリー」で演じた母親役とも似た雰囲気がありましたね~。
その他にもコッポラ作品に出てたフレデリック・フォレストであったりブラッド・ドゥーリフであったりハリウッドの曲者系役者が出演してたのがアルジェント作品にしては珍しくて新鮮でした。
その他にもコッポラ作品に出てたフレデリック・フォレストであったりブラッド・ドゥーリフであったりハリウッドの曲者系役者が出演してたのがアルジェント作品にしては珍しくて新鮮でした。
有無を言わせぬカルトパワーを発揮する母ちゃん
次にアルジェント作品の目玉である殺人描写だが、今回は犯人が使う全自動首チョンパマシーンがケレン味たっぷりですごい異彩を放っているぜ。
ワイヤーの輪っかを殺したい相手の首に引っかけてモーターで巻き取るだけの機械だけどよう考えるわ(笑)
ワイヤーの輪っかを殺したい相手の首に引っかけてモーターで巻き取るだけの機械だけどよう考えるわ(笑)
凶器が首チョンパマシーンなので殺人シーンは8割がた首チョンパなんですが、正統派(?)な首チョンパからチョンパされた直後の生首が叫んだり、ダイイングメッセージを残したりと首チョンパでもバリエーションを持たせているのがさすがですね(笑)
あと“首チョンパなのに”なのか“首チョンパだから”なのか分からんが今回は凶器のギミックが凝ってる割にはドギツイショックシーンは少なめな印象だな。
凄惨さの点ではナイフみたいな単純な凶器の方が強調しやすいんだなと妙に納得してしまったぜ(笑)
凄惨さの点ではナイフみたいな単純な凶器の方が強調しやすいんだなと妙に納得してしまったぜ(笑)
叫ぶ生首に・・・
ダイイングメッセージを残す生首!?
最後に音楽についてですが、今作はアルジェント作品おなじみのゴブリンではなく、ピノ・ドナッジオが担当しているのがすごく新鮮ですね~、ここでも「キャリー」など意識したのでしょうか?
ゴブリンで慣れてしまっているせいか、面食らいますね(笑)
ゴブリンで慣れてしまっているせいか、面食らいますね(笑)
なんちゅうか場面に沿った音楽が流れると逆に居心地が悪く感じるんだよな(笑)
ピノ・ドナッジオはピノ・ドナッジオでいかにもサスペンス映画ってカンジのストリングスの強いコテコテな音楽だからそれはそれで映像と合わさると面白いんだけどな。
ピノ・ドナッジオはピノ・ドナッジオでいかにもサスペンス映画ってカンジのストリングスの強いコテコテな音楽だからそれはそれで映像と合わさると面白いんだけどな。
こんなシーンでもギターやシンセがギャンギャン鳴りだしたりしません!
そろそろまとめに入りますが、
他のアルジェント作品に比べて特によく出来た作品というわけではありませんが、アルジェントらしさもありつつちょっとマンネリから脱出した部分もあったりして面白い作品だと思います。
他のアルジェント作品に比べて特によく出来た作品というわけではありませんが、アルジェントらしさもありつつちょっとマンネリから脱出した部分もあったりして面白い作品だと思います。
誰にでも薦められるカンジではないが、何本かアルジェント作品観てきた人にオススメの作品かも。
というよりもここからアルジェント作品に入ったら何じゃこりゃで終わってしまう気がする(笑)
では今回はこのくらいかな、じゃあの。
というよりもここからアルジェント作品に入ったら何じゃこりゃで終わってしまう気がする(笑)
では今回はこのくらいかな、じゃあの。
まあこれに限らずアルジェント作品はどれから入っても何じゃこりゃってなりますけどね(笑)
ではまた~。
ではまた~。