ニンジャ・アベンジャーズ ~アクション全振り~

日本よ、これがNINJAだ!

どうもです。
今回は「ニンジャ・アベンジャーズ」について話していきましょう。
この映画はアイザック・フロレンティーン監督の2013年の作品だ。
「エクスペンダブルズ2」で悪役をやってたスコット・アドキンスが主演なのと、日本的にはケイン・コスギがメインキャストなのがウリの作品だな。
筆者はこの作品、元々タイトルも知らなかったのですが「クラウン」を観に行った際に予告編がやってて妙に気になってしまい観てみたようです。
あと世代的にカクレンジャーに親しんでいたというのも多少影響しているかもしれません(笑)

アメリカで うまれたので、にほんごがあまり しゃべれない。

ケイン・コスギがニンジャブラックだったのを思い出してなんかノスタルジックな気分になるな(笑)
ではそろそろ内容の話に移ろうかな。
ストーリーはこんなカンジ。

アメリカ人のケイシー・ボウマンは日本で甲賀流忍者の修行に励み、甲賀道場の跡取り娘・武田波子と結婚して平和な生活を送っていたが、何者かによって身重の波子が殺害されてしまう。かつて師匠のライバルだった男で、いまはミャンマーで麻薬組織を率いるゴローが波子を殺害したという確証をつかんだケイシーは、ゴローを追って単身ミャンマーへ渡る。
映画.comより引用


嫁の波子をなんだかんだあって悪い奴に殺されたアメリカ人婿忍者のケイシー。犯人はどうやら悪い忍者ゴローの一味らしい!許さん!ぶっ殺してやる!という話です。
まあストーリーなんて途中でどうでもよくなってくるんですけどね!(笑)
なんか観た後に調べたところによると「NINJA」とか言う映画の続編だったりするらしいんだが、そんなのも気にならないくらいに単純でどうでもいいストーリーだぜ。
そして、そんな単純なストーリーを壊滅的なストーリーテリングで展開させていくところがスゴイ!(笑)
一連の流れというよりはシーンの羅列に近い感がありますね。
やる気がないからこうなのかやる気があってもこうなのか知りませんが、一切こういった部分には才能を発揮していないところに清々しさを感じます(笑)

忍者がカッチョよければストーリーなんてどうでもええんや!

次に登場人物についてだが、主演のスコット・アドキンスはアベンジャーということで終始暗めな表情で演技がうまいのか下手なのかよく分からないカンジだったが、時々はさむカタコトの日本語は割と聞き取れたので上手かったんじゃないかなと思うぜ(笑)
逆にケイン・コスギはこの人ここまでカタコトだったかなと思うくらいたどたどしい日本語でしたね(笑)
あと、作品の序盤で悪い奴に殺されちゃうヒロインの肘井美佳はその後フラッシュバックでしか出てこないので出番は少ないですがなかなかキレイでばっちり印象に残るいい使われ方してたと思います。

東南アジアで道場とか開いてたら日本語がたどたどしくなってきたケイン

次にアクションについてだが、分量も質もかなり良いのでビックリ。
まず、主演のスコット・アドキンスはもちろんザコ敵も含めてみんなバリバリにアクション出来るような人が揃ってるんじゃないかなってカンジがする。
あんまりにアクション出来る人が揃っていたせいか、町のチンピラレベルの奴らがやたらしぶとくてパキパキ動いていたのには笑いましたけどね(笑)
また、撮り方も個人的に好みなカンジで良かったです。
アップでカットを細かく割ってすごいことやってるように見せるような撮り方じゃなくて、引きの画で役者がすごいアクションをしてる姿をキッチリとおさめているというカンジ。
アクションが出来る役者を撮るときは小手先の技術はいらないんだなって思うぜ。

こんなカンジですごいのタップリおさめてます

最後にその他の要素についてですが、トンデモ日本描写がところどころにあったのが面白かったですね。
3万円のアクセサリー買うのに主人公が財布から1000円札の分厚い束取り出したり、悪意のないうっかり感に溢れていてなんか微笑ましい気持ちになりました(笑)
ヒロインが夜中に急にブラックサンダーと海苔が食べたいとか言い出して、主人公がお遣いに行ってる間に殺されるって言うのも日本らしいのか何なのかよく分からないシュールさに満ち溢れているよな・・・(笑)
トンデモでも不愉快な気持ちにはならないところがこの作品の魅力の一つだと思うぜ。

最終的に日本人いなくなるけど・・・カッチョイイからいいか!

そろそろまとめに入りますが、
ストーリーは完全にほっぽり出していますが、アクションはとにかく素晴らしいですし、役者やシュールな日本描写など魅力的な要素もあって非常に楽しい作品だと思います。
アクション好きな人はもちろん、何も考えたくない人にもオススメできる素晴らしいおバカ映画だと思うので、興味のある人は是非観てみてはいかがだろうか。
では今回はこのくらいかな、じゃあの。
友達とワイワイ見ても楽しい映画だと思うのでそういった意味でもオススメですね。
ではまた~。

 

 

おまけ:スコット・アドキンスと言われてもピンとこないそこのアナタ!この人です!

 

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