フッテージ ~マイルド~

で、出たー!みんな大好き呪いのビデオだー!

どうもです。
今回は「フッテージ」について話していきましょう。

この映画はスコット・デリクソン監督の2012年の作品だ。
日本では今丁度劇場で公開されてる作品だぜ。

筆者はこの作品、ツイッターで「探偵はBARにいる2」を観に行ったうんぬんかんぬんの話を他の方としていたときちらっと「フッテージ」という単語が出たのですが、その瞬間にこの映画の宣伝アカウントの人がリプライでブッコんできたのが非常に印象的だったので観に行ってみたようです(笑)

最近はどの映画の宣伝もツイッターとかフェイスブックとかマメにやっててすげーよな。
ただ今回は会話の流れと少しずれたぶっこみだった気もしないでもないけど(笑)
ではそろそろ内容の話に移ろうかな。
ストーリーはこんなカンジ。


ノンフィクション作家のエリソンは、未解決のままになっている一家惨殺事件を本にまとめるため、現場となった家に引越してくる。そして、家の屋根裏部屋で事件の様子を映した恐ろしい映像を発見するが、その日から不吉な現象が立て続けに発生し……。
映画.comより引用


未解決事件を本にして10年前みたいにベストセラーとばすでぇ!そのために事件の起こった家に移り住んで調査や!→ん?屋根裏になんか怪しい8mmがあるんやけど、観てみよ!→ほげえ~!的な話です。
なんというか初見でも観たことがあるような気がしてくる話ですね(笑)

いわくつきの家に引っ越してきてうんぬんかんぬんってのはまあよくあるし、呪いの映像なんかは「リング」的だし色んなホラーからエッセンスを引っ張ってきて一つの話の中でまとめあげたってカンジだな。
それもすごくオーソドックスな方向に。

あまりにオーソドックスでニブチンの筆者でも序盤でラストまでの見通しが付いてしまうくらいでしたからね(笑)
とはいえ読めてしまっても面白さがそこまで減衰するわけではなくちゃんと物語を楽しめるようになってたのは素晴らしいなと思いました。

予想の範疇からは外れないんだけど、その代わりにキッチリとエピソードだったり演出だったりを積み重ねているし齟齬も少ないから観てる側もすんなりと受け入れられてすごく見やすい映画ではあったな。
それとコンパクトによくまとまってたと思うぜ。

や、やべぇもん見ちまっただぁ・・・!

次に登場人物についてですが主役の作家役のイーサン・ホークがいいですね~。
なんといってもビビりっぷりが素晴らしいですね~。
笑うところじゃないんですがあまりの迫真のビビりっぷりに思わず笑みが漏れてしまいます(笑)

ビビったついでに屋根裏部屋の床板踏み抜いて下に落ちるところなんかもお茶目で最高だぜ(笑)
イーサン・ホークに関してはビビってるところ以外でも全編通して表情豊かに演じていて良かったと思うぜ。
あと他の登場人物についはイーサン・ホークの子供役の二人の子役が怖い

二人とも子供らしいかわいらしい部分もあるんですがチョイ暗めでこの作品の雰囲気によく合ってますよね。
兄役の子は睡眠障害の発作のシーンでスゴイ顔してますし、妹役の子は素の状態でもどこか影があってなんというかホラー顔で不安なカンジになります(一応褒めてます)

イーサン・ホークのマジビビりをたっぷり堪能できます。

・・・と今まで結構褒めてきたわけだがこの作品、実はかなり残念な部分もあるんだよな。
お化けが全く怖くないという残念な部分が・・・。
まず悪の親玉的な存在としてMr.Boogieってキャラが出てくるんだがコイツの外見からしてヒドイ。

「ダークナイト」のジョーカーを二段階ぐらいショボくしたカンジの外見にはさすがの筆者も「Oh…」と言葉を失ってましたね(笑)
そのほかにも子供たちの幽霊が何体か現れるのですがこれもヘビメタとエクソシストのあいのこのようなメイクで何とも言えない気持ちになります。

多分そのメイクでもいきなりドアップデデーン!とかもっとやれば普通に驚かせたり怖がらせたりはできると思うんだけどなんか怖がらせ方がやたらマイルドなんだよな。
イーサン・ホークがよそ向いてるときに後の方でかくれんぼ風にヒョコっと・・・って心臓に優しすぎるやろ

何とも言えないこの感じ・・・

そろそろまとめに入りますが、
お化けの部分は正直全然怖くないですが、全体の怪しい雰囲気はいいですし、話はよくまとまっていて観やすい作品だと思いますね。

なんかこれ観る限りだとホラーよりもサスペンスとかの演出の方が上手い監督なのかなって気がする作品だったな。
では今回はこのくらいかな、じゃあの。

にしたってあのMr.Boogieはヤバいと思いますけどね・・・(笑)
ではまたー。

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