キラークラウン ~宇宙ピエロ、地球を侵略す!~

宇宙では、誰もアイスクリームを食べられない!

どうもです。
今回は「キラークラウン」について話していきましょう。

この映画はキオド兄弟監督の1987年の作品だ。
邦題は少し省略されてるんだけど原題は“Killer Klowns from Outer Space”ってなかなか怪しげな作品だぜ(笑)

筆者はこの作品、好きでときどき見ているWatchMojoというところのランキングで度々紹介されているのを見て興味を持ち観てみたようです。
紹介の中で本編のシーンが一部使われていたのですが他の作品と比べても一際怪しげでしたもんね。

怪しげというべきか安っぽいというべきか・・・どっちもか(笑)
ではそろそろ内容の話に移ろうかな。
ストーリーはこんなカンジ。


星が落ちるのを目撃したデビーとマイク。星が落ちた場所に向かうと、そこにあったのは巨大なサーカステントだった。テントの周辺にはピエロが徘徊していたが、ピエロの正体は地球侵略を目論むエイリアンだった…。


山にUFOが墜落した!サーカステント型のUFOにいたのはピエロの姿をした宇宙人だった!ピエロはなんやかんやして人間を綿菓子に変えて食糧にしてしまうらしい!町は大パニック!という話です。
すごく安っぽいけどしっかり面白いSFコメディですね。

ストーリーなんてほとんどあってないような陳腐な話だし、見た目もすげーチープなんだけど、勢いがあってダレるところがないしアイデアも豊富でそういう安っぽさをものともしないパワフルさがあるよな。
というよりむしろこの作品は安っぽさあってこその作品かも(笑)

まあ安っぽさ自体が笑える要素にもなってたりしますしね。
町が大パニックになっているハズなんですが、描写されるのが客が三人しかいない雑貨屋だったりバス停だったりパニックが数人単位でしか描かれないところとかなんか微笑ましい気持ちになります(笑)

アレ?ここに宇宙船が落ちたはずじゃ・・・。

次に登場人物についてだが、特にいうことはないぜ(笑)
冒頭で最初の犠牲者となる物凄く棒読みで物凄く説明セリフ調のオッサンが登場したときにはこの作品大丈夫かと心配になった意外に大丈夫だった。

大丈夫というのは下手な演技に慣れて気にならなくなるという意味で他の登場人物も軒並み演技がそんなにうまくない・・・いやへたっぴな人が多いんですけどね。
まあこの作品に演技を期待している人なんていないでしょうからやっぱり大丈夫でしょう!(笑)

物凄く棒読みで物凄く説明セリフ調のオッサン危ない!

次に襲ってくるスペースピエロたちについてだが、ビジュアルは割とキモチワルイ顔をしているんだけど動いている姿を見ると結構愛嬌があってカワイイんだよな。
5体くらい出てくるんだけどそれぞれチビとか太っちょとか特徴があるのもいい。

まあ筆者はチビと太っちょくらいしか見分けついてなかったみたいですけどね(笑)
またスペースピエロについては人間の襲い方にユーモアが感じられるのがすごくいいですよね。
ピエロという点を活かした面白いアイデアがたっぷりです。

影絵の恐竜が人を襲ったりバルーンの犬で主人公を追跡するところとかなるほどなぁとちょっと感心しちゃったぜ(笑)
またそういう描き方をすることでエグイ描写がブラックなジョークレベルにカモフラージュされているようなところもあってそういう意味でも絶妙だなと思ったな。

箱入り息子です。貰ってやってください。

悪い子はパペットにしちゃいましょうね~。

最後にその他の要素についてですが、音楽は筆者はあまり詳しくないのでアレですがThe Dickiesという有名なパンクバンドのキャッチ―なテーマ曲が作品とよく合ってて良かったです。
やっぱりB級ホラーにはロックが合いますね~。

曲のカンジもちょっとチープな部分を感じさせるのが良かったな。
またラストは投げっぱなしな感もありつつなんかスカッとした終わり方をするのがB級っぽくもありこの作品らしさもあって素晴らしいと思ったぜ。

あんまり出てくる意味は分からないけどラスボスにビッグピエロ君もいるぞぉ!

そろそろまとめに入りますが、
全体的にチープではありますがそれをものともしない勢いとアイデアがありパワフルなB級映画の良さが詰まった素晴らしい作品だと思いますね~。

B級映画が好きな人は機会があったらかなりオススメな作品だと思うぜ。
では今回はこのくらいかな、じゃあの。

またB級映画好きでない方にも“よきB級映画”を楽しめるのでオススメな作品ですね。
ではまたー。

おまけ:ノリノリなテーマ曲で盛り上がろう!

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