バーニング ~バンボロ!~

良い子も悪い子もバンボロおじさんがチョキチョキしちゃうぞ!

どうもです。
今回は「バーニング」について話していきましょう。

この作品はトニーメイラム監督の1981年の作品だ。
最近になってブルーレイが発売された作品だな。

今までは作品の噂は聞きつつもVHSしか出てなかったからなかなか観る機会に恵まれなかったんですが、ブルーレイが発売されたということで喜んで、その勢いで某ヨ○バシでポチってしまったようです。
いや~、勢いって怖いですね(笑)

ポチった瞬間には痛みはないのに後でナイフが刺さってることに気付いて死ぬからな(笑)
クレジットの恐怖は置いといて、そろそろ内容の話に移ろうかな。
ストーリーはこんなカンジ。


学生たちで賑わうキャンプ場に出現した殺人鬼。巨大なハサミを武器に若者たちは次々と犠牲になって行く……。
allcinemaより引用


子供のいたずらが原因の事故によって大やけどを負った意地悪なキャンプ場の管理人クロンプシー。彼は殺人鬼バンボロ(東宝東和命名)として蘇りキャンプ場にノコノコと足を踏み入れた若者たちに襲いかかる!という話です。
話的には完全に13金のパクリにインスパイアされた作品ですね(笑)

完全にパクリインスパイアされた作品ではあるが、そういう雨後の筍的作品の中ではかなりクオリティが高い部類に入ると思うぜ。
演出も焦らしとかタメもしっかり使ってたりして緊張感の高め方も上手いし。

全体的におちゃらけてなくて、楽しい若者の青春と適度なすっぽんぽん、恐ろしい殺人鬼と適度なゴア描写を真面目に描いている正統派B級ホラーといった趣がありますよね。
そして青春パートがそこまで退屈じゃないというところもポイントが高いです。

イジワルしすぎたせいで燃やされてしまったクロンプシーおじさん

次にそんなそこまで退屈じゃない青春模様を見せている登場人物についてだが、全体的にパワーバランスが取れているカンジがするのがいいよな。
いじめっ子といじめられっ子も一方的な関係じゃなかったりするし。

いじめっ子を諌める年長者がいたり、いじめられっ子に手を貸していじめっ子をからかう奴がいたりなんか全体的にいい子が多いんですよね、早く死ね!ってカンジのDQNばっかりではなくて。
すっぽんぽんになったり多少はしゃいじゃってはいますけど(笑)

そして、いい子だろうが結局みんな殺されてしまうんだけどな(笑)
そういういい子にも悪い子にも無差別で悲惨な死が訪れることが現実の厳しさを暗示して・・・たりすることはないんだろうけど殺人鬼の理不尽さとかは強調されてて良かったかもな。

焚き火を囲んで怪談話、青春ですなぁ!

次にそんな理不尽な殺人鬼バンボロ(作中一度もこの名で呼ばれない)のおっさんですが、焦らしが上手いのがいいですね~。
序盤から主観シーンで子供たちに何度も接近して見せるんですがなかなか手を出しません。

始まって一時間近く手を出さないのはさすがに長えよ!とは思ったけどな(笑)
まあその分クライマックスには植木ばさみででと暴れ回ってくれるし、死に方もなかなか味があったからそこで焦らし分も取り返してくれたと思うぜ。

はさみ使い界の魔術師ことバンボロおじさん

最後にみんな大好きゴア描写についてですが、トム・サヴィーニが手掛けただけあって、全体的にしっかりしていて見応えのあるシーンもいくつかあって良かったです。
殺人鬼バンボロが使うデカいはさみも上手に使われているなという気がしましたし。

チョキッとやったり刺したり振り払ったりはさみだけでも結構ゴアシーンのパターンが作れるんだなとかなんかちょっと感心しちゃったぜ(笑)
あとバーニングなだけあって人が燃えるシーンもあるんだがそこも結構見応えがあって良かったな。

バンボロおじさんの顔がまずゴアだったりする

そろそろまとめに入りますが、
13金パクリインスパイア作品ではありますが作りが真面目で演出や特殊メイクなどもしっかりしているので、思った以上に楽しませてくれる正統派なホラー作品だと思いますね。

B級ホラーが好きな人には安心してオススメできるので興味のある方は是非観て欲しい作品だな。
では今回はこのくらいかな、じゃあの。

あとトム・サヴィーニがこの作品の特殊メイクを語るという特典も地味に面白かったのでそういう意味でもオススメです。
ではまたー。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です