魔鬼雨 ~悪魔的存在感!~

なんか悪魔が出てきて人が溶けて男が磔にされて美女がいて爆発があって車が吹っ飛ぶのは分かった。

どうもです。
今回は「魔鬼雨」について話していきましょう。

この映画はロバート・フュースト監督の1975年の作品だ。
筆者はこの作品、タイトルだけで内容ほぼ知らなかったんだが、中古屋でたまたま見かけて面白そうなパッケージだったので買ってみたようだ。

下にポスター画像貼っておきますが、パッケージもこれと同じで地獄絵図になってます。
怖いというか情報量多すぎてカオスなところが素晴らしいですね。
ボンクラ心を惹きつけてやまないです(笑)

そして、ジョン・トラヴォルタのデビュー作という謳い文句も怪しさ満点で惹かれるところだぜ・・・!
では、トラヴォルタがデビュー作でどんな活躍をしたのか、内容を見ていこう。
ストーリーはこんなカンジ。


マークの父親が、帰宅した途端、雨の中で溶けてしまった。続いて今度は母親が姿を消してしまう。マークは一連の謎を追ううち、邪教集団と彼自身の一族の繋がりを発見するが……。
allcinemaより引用


先祖代々何やら怪しい本を守っているプレストン一家。そんな一家に襲いかかる魔術師コービス!父は殺され母は誘拐、母を追って長男はゴーストタウンに消えた・・・残された次男はコービスに最後の戦いを挑む!という話です。
設定説明がほぼなく最初からクライマックスみたいな雰囲気で話が進んでいくのが印象的ですね。

開始3分で主人公の父っぽい人が溶けて死ぬスピーディーさには驚いたぜ(笑)
かといって設定説明かっ飛ばさないといけないくらいギュッと詰まった展開かというと全然そんなことなくて、開始10分くらいからは途端にスローモーな進行になるんだけどな・・・。

①母を追って兄がゴーストタウンに乗り込む②ゴーストタウンうろうろしてた兄が魔術師に捕まる③兄を追って弟もゴーストタウンをうろうろするっていう展開を起伏少なくのんびりと描いていますね。
最初の設定説明かっ飛ばしたのは単に面倒臭かったからではないかと疑うレベルののんびりさです(笑)

ゴーストタウンで捕まると悪魔的な儀式を受けて悪魔教徒に改宗させられてしまうのだ!

次に登場人物についてだが、主人公側はウィリアム・シャトナーやらトム・スケリット出てるので全くの無名ってワケでもないんだがなんか全体的に影が薄いように感じるな。
ただこれに関しては役者が悪いというよりは脚本によるところが大きい気がするが・・・。

次に悪者の魔術師側ですが、影の薄い主人公側とは対照的に親分格のコービスを演じるアーネスト・ボーグナイン悪魔的な存在感を発揮していますね。
出演シーンは主演ほど多くないですがインパクトだけは主演級にあります(笑)

何もしないでも悪魔的な存在感を放ってるのに今作では最後特殊メイクで悪魔に変身するからな(笑)
悪魔の特殊メイクされてここまで違和感がないのはヘルボーイのロン・パールマンと今作のアーネスト・ボーグナインくらいじゃないかと思うぜ・・・!

魔術師のコービスさん、顔が悪魔的に濃い。

悪魔的に特殊メイクに違和感がない

次に今作の一番の目玉であるクライマックスで悪魔教徒たちが魔鬼雨に打たれて体が溶けるシーンについてですが、触りたくないカンジのイヤ~なドロドロ感があって素晴らしいですね。
普通のゴアシーンとはまた違った趣があります。

悪魔教徒は目が空洞なんだけど、その空洞から眼から緑の液体がドローっと流れ出てくるとことろかビジュアル的にもなかなかショッキングで良かったな。
そして、アーネスト・ボーグナインも迫真の溶け演技を披露してシーンを悪魔的に盛り上げているぜ(笑)

悪魔的にドロドロのデロデロ

 

その他印象的だったところについてですが、ラストの愛する女性がいつの間にかアーネスト・ボーグナインになっているという悪魔的終わり方が素晴らしいですね~。
・・・さっきからことあるごとにアーネスト・ボーグナインの話ばっかりしてます(笑)

まあそれくらいアーネスト・ボーグナインありきの映画だからな・・・!
最後に、今作がデビュー作らしいジョン・トラヴォルタだが本編2周した筆者もまだどこに出演してるのか発見できてないから何もコメントできないんだぜ・・・(笑)

噂によるとこれがトラヴォルタらしい・・・分かるか!!!

そろそろまとめに入りますが、
ストーリーは起伏少なくのんびりで正直イマイチな感は否めないですが、アーネスト・ボーグナインの悪魔的な存在感とクライマックスの集団溶解描写などしっかり見所はある楽しい作品ですね。

アーネスト・ボーグナインファンにはたまらない作品になってると思うから是非観てみることをオススメするぜ。
そうでない人は・・・まあ自己責任でどうぞ(笑)
では今回はこのくらいかな、じゃあの。

ウォーリーを探せ的にジョン・トラヴォルタを見つけるために観るという斬新な楽しみ方もできる作品だと思うので興味のある方は観てみてはいかがでしょうか(笑)
ではまた~。

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